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「ひい君、お腹の中にあること言葉にしてみていいんだよ。ぜぇんぶ、ちゃんと受け取るから。」
5歳の少年は、私の肩に顎を乗せたまま涙を流し続けていました。
「あの川は見たくない。お父さんと一緒に散歩したから見たくない。」
「お父さん、早く帰ってきて~」
「ケガしないで帰ってきてっ!!」
「ひい君本当は、行って欲しくなかった。心配で、さびしいよぉ。」

「うん。他には?」

「お父さん、僕にメール100回よこせ!」

そして、少年は顔の向きをくるりと変えて、
「かずみちゃん、あの川のこと僕詳しいんだよ。案内する!」
そう行って、私の両手をすり抜けて走り出したのです。

震災後にお父さんに来た仕事の依頼、それは安全ではないかもしれないことを少年は両親の会話からしっかりキャッチしていて、でも知らない振りで、いつもの元気な子どもを生きていたようです。
お父さんを見送って、自分の感情をコントロールできなくなった少年に、
「大丈夫、直ぐにお父さん帰ってくるよ。」
「かわいそうに。」
「泣かないで。」
なんて、言葉をかけない大人でいられたことにホッとしました。

ただ受け取ることに、私の存在を使い、本当の少年を存在させられたこと、大人たちに心配を掛けないために元気に振舞った少年の思いを感じて、でも、本当の思いを持ち出してもらえたことにホッとしました。

会話や表情を読むことだけがコミュニケーションではなく、質問の方法がコーチングでもない。
もっと、もっと深いセンスを活かしてコミュニケーションを起こすことで、相手は自分の命を大切に扱い、本来の力を発揮していくようです。

「聴く」、「伝える」、「感じる」、「交渉する」、「行動する」、「意図する」・・・コミュニケーションセンスが、福祉や医療、教育、行政、人材育成、経営、さまざまな場所に浸透したら!!

一人ひとりの命が活きること、
機能するコミュニケーションセンスを活かしたチームと、そこから突破的な結果が創られることを意図して、センスをお伝えしています!

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